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南魚沼産コシヒカリとは
もっちりとした食感としっかりした甘みが特徴で人気の高いお米の品種「コシヒカリ」。その中でも日本の最高級ブランドとして高い評価を受けているのは新潟県の魚沼地域で生産される「魚沼産コシヒカリ」です。さらに魚沼産コシヒカリの中でも特に美味しいと選ばれるのは南魚沼地域で生産される、この「南魚沼産コシヒカリ」なのです。
1954年、研究段階の品種「越南17号」の試験栽培が新潟県内20数ヶ所で行われ、南魚沼では旧大巻村、旧東村、旧中之島村、旧大崎村の4ヶ所が選ばれました。
当時は「味は良い」ものの、いもち病に弱い、倒伏しやすいという欠点があり、多くの地域で良い結果が出ませんでした。そんな中、南魚沼では良い成績を残し、その後も試験栽培と技術改良を続け、弱点を栽培方法にて克服。その努力と結果が高く評価され、「越の国に光り輝く米」という意味の「コシヒカリ」という名で新潟県の推奨品種として採用されました。
このことから、新潟県の南魚沼市は魚沼コシヒカリの発祥の地と云われています。
南魚沼産コシヒカリができるまで
豪雪地帯としても有名な南魚沼。12月から3月は深い雪に覆われており、農作業が始まるのは田の雪が解ける4月からになります。まずは、種籾を選別し、地元では「スジマキ」と呼ばれる種まきを行います。苗半作とも云われる重要な育苗を行いながら、田を耕し、5月にはいよいよ田植えを行います。すくすく育つには、十分な太陽の光と水がとても大切。生産者は、夏の暑い中でも水管理や草刈りに汗を流します。8月上旬にはコシヒカリの穂が顔を出すと同時にお米の花が咲き、40~50日程度かけ、籾にでんぷんを蓄積します。籾の重さが増し、稲穂が垂れ、全体的に黄色に変わってくると収穫の合図。待ちに待った稲刈りを行い、乾燥、籾摺り、選別、と最後の調整することで、生産者の情熱の詰まった一粒一粒のコシヒカリができあがります。
JAみなみ魚沼のこだわり
JAみなみ魚沼では、農家の皆さんから高品質で美味しいコシヒカリを作っていただけるように、栽培指導にも力を入れています。中干しや穂肥といった重要な作業のタイミングでは、各地区へ出向いて田んぼで稲を実際に確認しながらの指導会も行っています。
また、収穫後の保管環境も万全です。米倉庫では、温度15℃以下・湿度70%程度と、お米の保管に最適な環境で、美味しさと鮮度を保ちます。
そして精米においては、一般社団法人日本精米工業会の精米HACCPの認証を取得した当JAの精米施設で行っています。徹底した衛生管理と品質検査により、食品の安全確保と高品質な精米を行っていますので、安心してご利用いただけます。
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